21日(日)、東京都現代美術館のフランシス・アリス展第2期に合わせて、杉田敦さんとアリスの詩学をめぐる対談を行いました。対談といっても、事実上は学芸員の吉崎さんを交えての鼎談。吉崎さんの適切な画像提示と解説に助けられ、この稀有のアーティストの魅力の一端を、楽しく語り合うことができました。
聴衆として来てくれたのが、今年のヴェネツィア・ビエンナーレの日本選出アーティストでみごと特別賞を獲得した田中功起さん。ぼくからの質問に答え、アリス作品から受けた刺激を率直に語ってくれて、ありがとう!
そしてアリスの作品 "El Gringo"に対する応答ともいうべきぼくのビデオ「サント・ドミンゴの墓地犬軍団」も上映してもらい(ちょっと悪のりだけど)、ぼくとしては非常に有意義な午後となりました。
このアリス展、まだ当分やっています。おもしろい。特に、プロジェクトの完成にいたるエフェメラの展示は、この機会にしか見られないはず。お勧めします。ぜひ見てください!