Wednesday, 10 July 2013

ドリアン助川

明治大学学部間共通授業「作る人になろう」、古川日出男さんに始まった今学期の13人のゲストの掉尾を飾るのはドリアン助川=明川哲也さん。昨年の夏から秋にかけて彼がひとりで実行した「奥の細道」自転車と線量計の旅を、スライドショーで語ってくれました。

微細に土地を見てゆくことの、無為と無意味、その彼方の発見と認識。芭蕉の精神をそのままに生き直す、すばらしいお話でした。心にしみいる蟬の声。

このあまりに画期的な授業の本当の意味を、学生のみんながどれだけ受けてくれたか。でもそれは、今後十年、二十年経たなければ、誰にもわからないことなのかもしれませんね。

ドリアンさん、ありがとうございました!