15日の土曜日、ニーチェとフーコーの誕生日、池袋コミュニティカレッジで、『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)の朗読会を開催しました。柴田元幸、野崎歓、ぼく。ほとんど女子会だった高知での朗読会とは対極的でしたが、何のMCもなく淡々と3巡して読むという形式を、温かく迎えていただくことができました。ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
柴田さんの、前夜に完成したばかりだというスティーヴン・ミルハウザーの訳稿にはじまり、三者三様の声の饗宴。作家の温又柔さんをはじめ真剣に耳を傾けてくださるオーディエンスのみなさんに助けられて、充実した夕べとなりました。
ぼくは岬多可子、山崎佳代子、関口涼子という、『ろうそくの炎』所収の女性詩人たちのそれぞれにすばらしい作品を読むことから始めて、改めてこれらの作品をこの本に収録することができたことに感謝したい気持ちになりました。新井高子さん、中村和恵さんらの作品を含め、ぜひみなさんに手に取って読んでいただきたいものばかりです。
次は31日、Rainy Day Books & Cafeでの谷川俊太郎さんたちとの朗読会です。お楽しみに!