ボニン・アイランズとアメリカから呼ばれた小笠原諸島。ボニンとは「無人」(ぶにん)に由来し、もとは捕鯨基地、アメリカの捕鯨船の乗組員たちが住み着いた島々だ。それと、日本列島からの入植者。いずれにせよ人間の居住の歴史は古くない。
むかしから興味があり行ってみたいと思いつつ、なかなか果たせない。そこに小林ユーキが行ってきた。小林は21世紀最初の明治の学生のひとり。2001年に1年生、そのまま2、3、4年と進み、おととしの春に卒業して、神奈川県の中学校の先生になった。格闘技(実戦)を趣味とする、あぶないやつだが、地球のあちこち元気に旅している。2003年にはユーキたちのグループ4名と、西表島に行った。翌年には、やつらはアラスカにオーロラを見に行き、感動の涙を凍らせて帰ってきた。
その彼から、この夏の小笠原への旅の報告が来た。了解を得て、ここに転載。いつかは行きたい、その島々!
「生還しました、小笠原から!
いや〜、マジ最高でしたよ。ホントわけわからん島々でした。
ざっと書くと…
父島:
・父島へ向かう小笠原丸は片道25時間半。しかも2等船室は難民船状態。オヤジが夜な夜なゲロを吐きまくる
・瀬堀さん(ナサニエル・セーボレーっておっさんの末裔)なる外人顔のおっさん多数
・イルカと一緒にスイミング
・ウミガメを食す
・ぼったくる気満々の宿のオヤジ
・太平洋戦争での沈船にスノーケリングついでに乗船
母島:
・島に信号がない
・テレビ(民放)は1996年に放送開始
・光るキノコ発見
・針にえさをつけて投げたら、10秒で一匹魚が釣れた
・流星群を母島で観測。信じられないほど綺麗な夜空
・島の盆踊りに参加。南洋踊りなる謎な踊りを堪能。英語?日本語?その他?よくわからん呪文のような歌を歌いながら踊る。
・ウミガメ上陸を目撃(半端無くでかい!!!)
などなど、すんげ〜ところでしたよ。
写真できるのが楽しみっす。」