ぼくが参加したのは日本文学における動物表象を主題とするものでした。Doug Slaymakerによる古川日出男論(ダグは『馬たちよ、それでも光は無垢で』の英訳者)、Mimi Long による小林エリカ論、David Holloway による金井美恵子論と並んで、ぼくは古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』を素材にした、犬から見た近代批判(のつもり)。
2011年のホノルルでの大会にはリービ英雄さんと参加し、それがドキュメンタリー『異境の中の故郷』につながっていったと思うと感慨深い学会です。
上記の日出男さん、小林エリカさんのほか、別パネルでは若いアメリカ人研究者による最果タヒさん、さらに別のパネルでは知人の台湾人大学院生による温又柔さんについての発表があり、現代文学のいちばん新しい部分がこうして注目を集めるのはいいこと。
ぼくは今後は学会参加も少なくして自分の制作を優先させますが、若手の研究者のみなさんには、ぜひどんどん参加してほしいと思ってます。
ぼくは今後は学会参加も少なくして自分の制作を優先させますが、若手の研究者のみなさんには、ぜひどんどん参加してほしいと思ってます。