Tuesday, 20 March 2018

八戸/盛岡、啄木とともに

17日(土)に八戸ブックセンター、18日(日)に盛岡のさわや書店ORIORI店で、新井高子編著『東北おんば訳 石川啄木のうた』(未來社)の出版記念イベントを行いました。啄木のみならず、盛岡中学での啄木の十年後輩にあたる宮澤賢治のことを考えつつ、現代においてかれらの魂をどう聴きとり、声を甦らせることができるか。いろいろな角度から、新井高子さんとともに、かなりおもしろい話ができたのではないかと思います。ご来場いただいたみなさん、そして八戸ブックセンターとさわや書店のスタッフのみなさん、ありがとうございました。

このおんば訳、現代における詩と言葉の層と声を考えるにあたって、大きな意味をもつ小さな本だと思います。ぜひ読んでみてください。詩は歴史を、社会を、ジェンダーを、産業を、言語を、まるごと考えようとする試みだということ。大船渡のおんばたちに、改めてそれを教えられました。