詩人の新井高子さんが大船渡の仮設住宅で暮らす「おんば」たちとともに、石川啄木の歌を気仙方言に訳し、まったく新しい声を与える。そんな画期的プロジェクトの成果が昨年、本になりました。未來社から。
2月21日(水)に下北沢の本屋B&Bで行われた出版記念イベントでは、ぼくが新井さんのお相手を務め、このすばらしい本の誕生の経緯と意味を語り合いました。映像作家・鈴木余位さんによる、おんばたちの朗読の記録映像も上映。聴衆として来てくださった27名のみなさんの中には藤井貞和さん、中村鐵太郎さん、阿部日奈子さんといったすぐれた詩人のみなさんもいて、いい夕べになりました。
この本をめぐる新井さんとの対談イベント、3月17日(土)には八戸ブックセンター、18日(日)には盛岡・さわや書店でも開催されます。お近くのみなさん、ぜひいらしてください。八戸で、盛岡で、お会いしましょう!