フェスティバル/トーキョー参加作品「東京ヘテロトピア」、公開期間は早くもあと2週間を切りました。
13の場所をめぐるサウンドインスタレーション、ツアー型演劇。さすがはPort B高山明演出の、強烈なオリジナリティのある作品です。
http://www.festival-tokyo.jp/program/13/tokyo_heterotopia/
ぼくは3つの場所をめぐるテクストを書きました。池袋西口公園のベンガル語記念碑ショヒド・ミナール、神田駿河台の中華料理店・漢陽楼、そして東洋文庫。
ショヒド・ミナールは「ベンガルの母」のような朗読者が驚異的にすばらしく、とても自分が書いたテクストとは思えない、驚くべき高みに達しました。きょうは遅ればせながら漢陽楼にゆき、ここでも中国青年の訥々とした朗読に打たれました。東洋文庫は、ぼく自身が読んだ。じつはまだ聴いていません。今週行くでしょう。
ぼくがいってもなかなか信じてもらえないかもしれませんが、これは歴史に残る作品だと思います。そしてこのプロジェクトを、われわれは今後も進めてゆくつもりです。歴史の忘却を意図する者たちに抗して、語られなかった東京を。アジアの人々が体験した東京を、物語に。
ぜひどうぞ。