Saturday, 23 November 2013

4つ終了

6夜連続イベント、4つまでぶじ終了しました。

19日、B&B。『十和田、奥入瀬 水と土地をめぐる旅』のイベントで畠山直哉さんと対談。畠山さんのスライドショーを中心に進行しましたが、ぼくの『時制論』朗読の途中、次の1行に畠山さんが爆笑。

 写真を撮るなら撮ることに徹したいので被写体はむしろ邪魔だった

 こっちにも笑いが感染し、最終行を読むことができませんでした。ちなみにその最終行とは

 一枚の板チョコを組織的に十二分割して十二人で同時に食べる

でした。満席で、楽しい一夜。

20日、池袋の東京芸術劇場。「東京ヘテロトピア」イベントとして、演出家と作家チームの鼎談。高山明さんの質問に、小野正嗣さんとぼくが答える形式で。これも熱心な聴衆が多く、「東京ヘテロトピア」の今後の展開も語られて、大変に意味深い会でした。

21日、馬喰町アートイート。『ミグラード 朗読劇「銀河鉄道の夜」』所収のぼくの小説を、港大尋さんの伴奏つきで全文朗読。50枚、70分、予想ぴったりでした。この2年半に考えたさまざまなことを盛り込んだ、奇妙な小説です。満席のお客さんはずっと集中して聴いてくださったのもありがたかった。ちょっと見えてきたので、これは必ず再演します。

22日、明治大学アカデミーホール。岩波書店創業100周年記念シンポジウム。広井良典さんの基調講演のあと、ぼく、長谷川一さん、高橋源一郎さんが順に話し、あとは討論。司会進行もぼくが務めました。「大学、出版、知の未来」と題する場でしたが、広井さんが人類史の人口推移から自然エネルギーコミュニティ構想にいたる非常に大きな枠組を提示してくれて、その中をみんなで旅した感じ。時間が短すぎたのが惜しい、充実した議論でした。

明日、23日は、八戸に、むかいます。