1、2年生対象の少人数授業「総合文化ゼミナール」。今年はぼくは会議の都合でひとつだけ開講、テーマは「朗読」です。
で、今日は早速そのイントロ。夏目漱石『夢十夜』の第1夜と、幸田文『みそっかす』の中から「鷹」を読みました。どちらも最高! 特に幸田文の散文にはしびれます。まちがいなく日本語の最高峰のひとつ。洗練のきわみ。
声を出して読み、ゆっくり読み、いろいろ考える。学生のみんなにも相当な手応えがあったと思います。
来週から本番。『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)をじっくりとみんなで読んでゆきます。胸を振動させ、体内のすべてに反響させて、声を出す。むずかしい課題ですが、なんとか。いつかドリアン助川さんにゲストに来てもらうのが夢です!