Friday, 2 April 2010

「VIA MEDIA」完成!

ディジタルコンテンツ系創成期の成果物として制作を進めていた論集「VIA MEDIA」が完成しました。いい感じの仕上がり。読み物としておもしろく、内容は洗練され、他では読めないものばかり。ご希望の方には、なんらかの機会に手渡しでさしあげようと思います。声をかけてください。

以下、目次。

表紙写真 北島敬三
Via Mediaについて 管啓次郎
デリー、冬の随想 倉石信乃(写真・宮本隆司)
アキハバラと麻布市兵衛町 陣野俊史
歌う人と踊る人 前田圭蔵
重なり合う境界 御園生涼子
うぬぼれ鏡のメディア論 波戸岡景太
コンピュータでエッシャーを超えられるか 杉原厚吉
「四次元のゲームメディア」を考える 宮下芳明
カムイのイォルを幻視する 浜口稔
ことばについて 石田尚志
荒木経惟試論「空」 大塚真弓
ヴェルナー・ヘルツォークと動物 管啓次郎
デザイン・ノート 清岡秀哉

執筆者の主力はDC系の専任教員、兼任講師、さらにこれまでにディジタルコンテンツ学研究会の講師としてお呼びした方たちですが、学生の業績からは修士課程第1期生の大塚さんの修士論文の一部を採録し、またこの春に博士後期課程に入学したデザイナーの清岡秀哉さんが全体のデザインを担当してくれました。

この4倍くらい厚くしたかったのですが、限られた時間と予算のせいで、そうもいかず。しかしまずまずの出来映え。そして次回は、さらに別のかたちで、圧倒的に。これからもたゆまぬ進化を続けてゆくつもりです。