Monday, 7 January 2008

音楽など

うちのそばのCD屋さんが、今月いっぱいで店じまいすることになった。大学に入ってこの町に引っ越してきたころから30年のつきあいだったので、なんか悲しい。小学校のそばの老舗の文房具店も、昨年末に店じまい。うちの犬が遊びにいってはカウンターのわきにすわり「店長」を務めていた店なので、非常に悲しい。大規模店舗やネット販売とともに、小売業界は激動をつづけている。

CD屋さんは、典型的なパパ=ママ店舗。むかしはもちろん「レコード屋」だった。いろんなLPを買った。いろんなCDを買った。バイト代が入るたび! 節約を重ねて! でもいつのまにか、CDを買うのはぼくと同世代の層までだけになってしまった。お店はこれではやっていけない。

その一方で、去年はYouTubeのおかげでいろいろ音楽を楽しめたことは何度もいった。いくつか、去年の発見を記しておこうか。

まず、衝撃的な「ヨイトマケの唄」
http://www.youtube.com/watch?v=sxHf7xW12xg

ついで「正調・五木の子守唄」
http://www.youtube.com/watch?v=k7Jl_XBuXSA&feature=related

モントリオールのギタリスト、エリック・モングレイン
http://www.youtube.com/watch?v=9Sxdg7RQ7cs

メキシコのギター・デュオ、ロドリゴとガブリエラ
http://www.youtube.com/watch?v=vNc5o9TU0t0

こうしたすべてをYouTubeで知り、音質も画像もけっしてよくないけれど、それなりにわくわくさせられ、楽しむことができた。

音楽でも文学でも、長いあいだそれを「商品」として知るのがあたりまえだった。いまもそれらは「商品」のパッケージのもとに送り出され、流通する。でもその中から、お金のやりとりをともなわない部分も飛躍的にふくらんでいる。

もうCDも本も買わないかも。