2011年2月11日金曜日

残念だったタイム缶

それは2000年のある日のこと。アルミ缶に密封されたカップヌードルが発売された。賞味期限は2010年。当時小学生だった息子のためにひとつ買い、押し入れにしまっておいた。10年待つ決意とともに。いつか開けるのを楽しみに。

そして10年+数ヶ月後。押し入れでそれを発見した。予定どおり、成人した息子に進呈し、年が明けて賞味期限も若干過ぎてしまったものの、とりあえず味見をしようじゃないかと勇んで缶を開けてみた。

すると異臭。さらにカップ自体が部分的に緑色に変色している。フィルムを破ってカップの蓋を開けてみたが、見た目はさほどの変化がないとはいえ、臭いからして食べられたものではない。残念ながら捨てざるを得なかった。

十年間の保存の無意味に、がっかり。そこでいましがた調べてみると、なんだ、この製品は何年も前に全品リコールされていたのか。

http://www.nissinfoods.co.jp/utility/timecan.html

いまさら製造元に返送する気にもなれず、あきらめるしかない。こうして10年間の小さな楽しみは、過去からふと飛んで来た気まぐれなシャボン玉のように弾けたのだった。