Friday 4 February 2011

グリッサンのために

エドゥアール・グリッサンが2月3日、パリで亡くなった。深い悔恨。数年前にできていなければならない彼の小説の翻訳を、結局完成形で見てもらうことができなかった。あまりにも申し訳なかった。これは今年の最重要課題(のひとつ)。彼の声を、別の場所、別の言語で響かせてゆくのが、われわれに残された約束。深く反省し、作業にとりくみます。彼の魂が、海を渡ることができないという死者の魂の掟を超えて、島に帰還することを祈りつつ。