外部ゼミ生、志村みどりさんのリストです。ハードコアな文学少女的セレクション! 「アートと女性」という主題設定に頷きました。
(1)考え方、感じ方、判断力の核をなす12冊
『ブッダのことば スッタニパータ』(中村元訳、岩波文庫、1984)
ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』(高橋健二訳、新潮文庫、1971)
吉本隆明『最後の親鸞』(ちくま学芸文庫、2002)
ジョセーフ・キャンベル+ビル・モイヤーズ『神話の力』(飛田茂雄訳、早川書房、1997)
エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』 (日高六郎訳、東京創元社、1965)
ウンベルト マトゥラーナ , フランシスコ バレーラ 『知恵の樹』(管啓次郎訳、ちくま学芸文庫、1997)
新宮一成『ラカンの精神分析』(講談社現代新書、1995)
今福龍太+沼野充義+四方田犬彦 編『愛のかたち』(岩波書店、1996)
ジョルジュ・バタイユ『眼球譚』(生田耕作訳、二見書房、1994)
ガブリエル・ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』(木村榮一訳、新潮社、1996)
佐野洋子『しずこさん』(新潮社、2008)
町田康『告白』(中央公論新社、2005)
(2)専門と呼びたい分野(アートと女性)の12冊
瀬戸内晴美『かの子撩乱』(講談社文庫、2000)
草間彌生『すみれ強迫』(作品社、1998)
ローリー・ライル『ジョージア・オキーフ』(道下匡子、PARCO出版、1984)
ベルナール・ビュフェ美術館:監修『ビュフェとアナベル』(フォイル、2007)
アンドレ・ブルトン『ナジャ』(巖谷國士、岩波文庫、2003)
ホイットニー・チャドウィック『シュルセクシュアリティ』(伊藤俊治訳、 長谷川祐子訳、 PARCO出版、1989)
レオノーラ・キャリントン『耳ラッパ』 (野中雅代訳、工作舎、2003)
アニエス・ヴァルダ『歌う女歌わない女』(山崎剛太郎訳、KKベストセラーズ、1978)
バルガス・リョサ『楽園への道』(田村さと子訳、河出書房新社、2008)
リチャード・ウィッツ『NICO』(浅尾敦則訳、河出書房新社、1997)
中島美代子『らも』(集英社、2007)
島尾敏雄『死の棘』(新潮文庫、1981)
(3)「現代性」を主題とする12冊
レベッカ・ブラウン『体の贈り物』(柴田元幸訳、新潮文庫、2001)
多和田葉子『海に落とした名前』(新潮社、2006)
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(土屋政雄訳、早川書房、2006)
アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』(市川恵里訳、白水社、2006)
イーユン・リー『千年の祈り』 (篠森ゆりこ訳、新潮社、2007)
ジョウ・シュン+フランチェスカ・タロッコ『カラオケ化する世界』(松田和也訳、青土社、2008)
大竹昭子『カラオケ、海を渡る』(筑摩書房、1997)
高木 徹『戦争広告代理店』(講談社、2005)
ヒュー・マイルズ『アルジャジーラ』(河野純治訳、光文社、2005)
村上春樹『アンダー・グラウンド』(講談社文庫、1999)
森達也『死刑』(朝日出版社、2008)
立川談春『赤めだか』(扶桑社、2008)