Wednesday, 7 August 2019

「震災と動物」(8月5日)

5日は南相馬に。福島県立博物館のみなさんを中心とするライフ・ミュージアム・ネットワーク主催で、「動物と震災」と題したスタディーツアーが実施されました。南相馬の「有害鳥獣処理施設」と、震災後、牛舎を放棄せざるを得なかった(つまり乳牛たちを餓死させざるを得なかった)半杭農場の見学。参加者のみなさんとのディスカッションも途切れることなく続き、実りの多い一日でした。

そして改めて思うのは、震災をめぐるさまざまな事態は、日本の「近代」の露呈そのものだということです。震災後の風景を引きずりながら、一方で来年のオリンピックと利権構造の延命に着々と邁進する者たちの横暴を、許すわけにはいかないでしょう。

ツアーには『いのちへの礼儀』著者の生田武志さん、『聖地Cs』作者の木村友祐さんも参加。かれらとともに、動物との共闘を考えてゆきましょう。