世田谷美術館のエントランスホールを舞台とするパフォーマンスシリーズ「トランス/エントランス」の第16弾は、われわれの朗読劇『銀河鉄道の夜』でした。
シナリオは昨年暮れから今年のお正月にかけて上演した八戸/南相馬版ですが、まったく異なった演出。空間の特性を生かし、いつになく小道具も多く(自転車3台!)、死後の/異界の/天上の世界にまっすぐ語りかける、自分たちにもとても説明しきれない舞台になりました。
28日(金)のゲネプロではまだまだばらばらでしたが、29日(土)の初日に一気に完成形にもっていくことができました。100名ほどのオーディエンスのみなさま、ありがとうございました。
そして翌日(日曜日)はさらによくなるはずだったのですが......台風24号の接近にともないJRが午後8時で運転中止と決めた時点で、われわれも公演中止を決定。ざんねん。スタッフはそぼ降る雨の中、機材の片付けに向かいました。
今回は塚田美紀さんをはじめとする世田谷美術館の方々にすっかりお世話になりました。ありがとうございました。
また何かの機会に、「前世」にこだわるこのヴァージョンを、みなさまにぜひ体験していただきたいと思っています。