思潮社・現代詩文庫206として『三角みづ紀詩集』が刊行されました。ぼくは福間健二、池井昌樹、野口あや子のみなさんとともに、解説エッセーを寄稿しています。
この刊行を待つ間に、みづ紀さんの昨年の詩集『隣人のいない部屋』が萩原朔太郎賞を受賞したとの発表がありました。おめでとうございます! それはまさに詩人・三角みづ紀の最大の転回点を記す詩集。その現在地を視野に入れて、現代詩文庫も、お読みください。
ぼくのエッセーは「スロヴェニア作用」と題されています。静岡、スロヴェニア、小さな旅を彼女と共有し、彼女の変貌をまのあたりにすることができたのは、ぼくの大きな幸運でした。