と、右往左往しているうちに、はや月末です。部屋も机も脳内も昨年からすべては持ち越し、片付かず。
年賀状をいただいたみなさま、ありがとうございました。
寒中お見舞いをいただいたみなさま、ありがとうございました。
そのまえにお歳暮をいただいたみなさま、ありがとうございました。
ご本をお送りいただいたみなさま、ありがとうございました。
誰にもお礼も申し上げず、返事もさしあげず、本当にすみません。こうして世間から脱落してゆくのか。それでも少しずつ絵はがきなど出そうかという殊勝な気持ち、なきにしもあらず。まあ忘れたころにやってくるかもしれないし来ないかもしれないと、漠然とお待ちください。
ぼくの勝手な新年は冬至の日。すでに春分にむかって急速に日が長くなっています。夏至には盛大なパーティーをやりましょう。誰か覚えていたら、企画してくださいね。何か儀礼を考えなくてはいけない。とりあえず、どこかの山頂で?
ではみなさま、お元気で。
「タンポポが何を考えてるかわかるかねえ。タンポポは、この世の 中が全部タンポポになりゃいいと思っているだよお。そんなもんだ よ。タンポポもスミレもレンゲもみーんな同じこと考えてるじゃね えの。タンポポの花がきれいだと思っちゃいけないやね」
(嵐山光 三郎『桃仙人』より。オヤカタすなわち深沢七郎の言葉)