Monday, 28 May 2012

ちょっと失敗!

日曜日、英文学会。専修大学生田キャンパスにて。ぼくは山里勝己さんのお誘いで、シンポジウム「旅と移動のアメリカ文学」に参加しました。

ところが、小倉いずみさん、竹内勝徳さん、笹田直人さんの重厚できわめて刺激的な発表のあと、ぼくの話はどうにも失敗でした。折角用意したハンドアウトから離れてしまい、無用の脱線ののち道も港も見失って、どこにも帰ってくることができませんでした。

扱うつもりだったのは、エル・パソ出身のチカーノ詩人、レイ・ゴンサレスの自伝。ところがまるで無関係な話から始めたせいで、要点の半分もふれられませんでした。反省しています。

思ったのは、鉄則として、最大でも20人程度で小さな部屋でやるときには、その場の反応に合わせながら<語り>で作ってゆくのがいい。しかし数十名規模で大きな教室でやるときには、やはり完成原稿を読み上げるスタイルにしないと、自分が迷子になってしまう。

今後の課題です。ちなみに発表タイトルは「沙漠、石、ロザリオ レイ・ゴンサレスの自伝と詩」でした。