東北ツアーの最終日は21日(月)の福島でした。福島市音楽堂小ホール。そしてこれまでのすべての回を凌駕するといっていい、炎の舞台となりました。
福島県でも郡山出身の古川日出男さんが、郡山弁で福島市のみなさんに語りかける。そのときの熱は、そばで聞いているぼくらが火傷を心配するほど。柴田元幸さんのユーモラスな鳥獲りもすっかり板につき、笑いを誘っていました。
東京からわざわざ見に来てくれた人も数人。終了後は、地元福島の詩人、和合亮一さんを交えての座談会に。今後の活動を話し合う、得難い機会でした。
次は秋。岩手県住田町を除いては、まだ本決まりのところはありません。でも傷つけられた土地をはじめとする、それぞれの場所で、それぞれに多様な観客のみなさんに見ていただき、情感の或る部分を交換するという方針は変わりません。
またどこかで会いましょう。柴田さんも都合がつくかぎり、今後も参加してくださるはずです。秋にはメキシコ公演を実現したいと思っています。