Tuesday 16 May 2023

『一週間、その他の小さな旅』

 新聞のために詩を書くのはいい経験だった。それも元旦のための詩を。どうせ書くなら「福島民報」の読者の誰にとっても、楽しく読めて、ちょっと気分が改まる、そんな詩が書けるなら。二〇一八年から五年間にわたってぼくは「福島県文学賞」詩部門の選者を務め、それに付随する仕事のひとつがこの新年のための作品なのだった。本書の冒頭の「一週間」、中ほどにある「犬と詩は」、巻末の「こころ」は、こうして生まれた。

(『一週間、その他の小さな旅』「あとがき」より)
6月16日刊行の3冊めは詩集『一週間、その他の小さな旅』(コトニ社)です。犬詩、猫詩もたっぷり。楽しく読めて、確実に気分が変わる。
コトニ社からの2冊は、いずれも表紙に惣田紗希さんのイラストを配し、まるで姉妹のような外観。見れば揃えて買いたくなります。ぜひ!