Monday, 31 October 2022

福島県文学賞

先週水曜日26日の「福島民報」で、第75回福島県文学賞の受賞者が発表されました。ぼくの選評(詩部門)も載っています。


75回という数字が、なんといってもすごい。福島、文学の土地。これからもぜひ続けていただきたい賞です。

Friday, 21 October 2022

ぼくの詩のスペイン語訳が

アルゼンチンで刊行された日本詩人15名のアンソロジー Mandalas: Poesía japonesa de Shiki a nuestro días に、ぼくの詩のいくつかがJulia Jorgeの訳で収録されました。正岡子規、種田山頭火にはじまり、時代も作風も多様な詩人たちの作品。

ぼくがうれしかったのは、『狂狗集』からの1行詩の10片をフリアが入れてくれたこと。それ以外には「千年川」と「オープン・グラウンド」(いずれも昨年書いたもの)が入っています。ありがとう、フリア。これをもって、またスペイン語の国々に出かけていきたいものです!

湊禎佳論

 「明治大学教養論集」2022年9月号(通巻562号)「浜口稔名誉教授退職記念号」に、浜口さんの詩人としての作品を論じた「蝶の羽ふる、火ふる---湊禎佳論」を寄稿しました。抜刷をご希望の方には進呈しますから声をかけてください!

沖縄市で

15日、これも呉屋さんと向井さんが主催するセミナーに、仲野麻紀さんとともにゲスト参加しました。「編み直したいもの」というテーマをめぐるディスカッションののち、仲野さんの演奏、最後にぼくの「山頭火500マイルズ」を。対面とオンライン併用の議論でしたが、おもしろい話がたくさん出てきて、充実した3時間+でした。

場所は沖縄市にある日本最古のアメリカ式ショッピングモール「プラザハウス」3階のスタジオ。沖縄市はやはり独特な雰囲気があり、大好き。またゆっくり滞在してみたいものだと思っています。みなさま、ありがとうございました! 

琉球大学にて

 13日、地球研Linkageプロジェクトの研究会にお招きいただき、サックス奏者の仲野麻紀さんとともに、土地や言葉、音楽や詩をめぐる議論、そして演奏をしました。場所は琉球大学博物館・風樹館。すばらしい空間。全体をプロデュースし進行を務めてくださった沖縄県立芸術大学の呉屋淳子さん、向井大策さん、ありがとうございました! 

『ヘンリと昌益』

 10月7日、日本ソロー学会の2022年度全国大会(慶應義塾大学)に基調講演者としてお招きいただき、通常の講演に代わるものとして「もしもヘンリー・デヴィッド・ソローが江戸時代日本の思想家安藤昌益と出会ったらどんな話をしたか」という仮定に立って書いた朗読対話劇『ヘンリと昌益』を上演しました。ソローはぼく、そして昌益役は友人の小説家・木村友祐さんにお願いしました。友祐さんは昌益が活動した町・八戸出身。すべてのせりふを八戸弁に置き換えて演じてくださり、その結果、劇の魅力が1000倍になったと思います。

ソロー学会の佐藤光重会長をはじめとするみなさん、すっかりお世話になり、ありがとうございました。

録画を公開しましたので、ぜひごらんください。次はこれを八戸で上演するのが夢です!

https://www.youtube.com/watch?v=t7mRyb4K8Jc

Sunday, 2 October 2022

「水牛のように」10月号

 ウェブマガジン「水牛のように」に、「スティーヴン・クレイン小詩集」を発表しました。クレインの詩は十数年前にいくつか翻訳し、2014年に東大の現代文芸論の雑誌「れにくさ」にたしか20篇ほどを掲載してもらいました。それからずいぶん間が空きましたが、そろそろぜんぶ訳して『スティーヴン・クレイン全詩集』を本にしようと思っています。今回は81〜86まで。年内に135まで行ければ!

https://suigyu.com/noyouni/keijiro_suga/%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%b4%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%af%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%b3%e5%b0%8f%e8%a9%a9%e9%9b%86.html