文学・環境学会の年次大会、オンライン開催されました。ぼくはシンポジウム「擬人論のむこうに」に参加。まずぼくが概論と内田百閒『冥途』における動物、ついでぼくの研究室の修士2年の中野行準 が藤枝静雄『田紳有楽』、修了生で独立研究者・作家の林真がマイケル・タウシグにおけるミメーシスと擬人化について、最後に青山学院大学の結城正美さんがカズオ・イシグロの最新作 Klara and the Sun を論じました。それから質疑応答を30分ほど。
ものすごく広い問題なので、どのように切り分けて考えてゆけばいいのか、まだまだ考えなくてはならないのですが、ともあれ出発点に立つことができました。これ以後も、少しずつ継続してこの主題にとりくんでゆきます。