お待たせしました。昨夜、7月15日、下北沢の本屋B&Bで発表会を行いました。第6回「鉄犬ヘテロトピア文学賞」受賞作は
川瀬慈『ストリートの精霊たち』(世界思想社)
です。エチオピア、ゴンダールでの長期間のフィールドワークで出会った人々、変わりゆく自分。映像人類学者のしずかな認識が、淡々とした筆致で描かれます。贈賞式と記念イベントは、この秋以降に予定。
いよいよ来年は、この賞の最終年度です。第7回は、はたしてどんな作品が。これまでの11冊とおなじく、私たちの社会の行方をそっとしめしてくれる、小さな灯火のような作品を選びたいと考えています。