新宿2丁目のカフェ・ラバンデリアでの週末2連続イベントが終了しました。
まず23日(土)、詩集『敷石のパリ』出版記念イベント。4人の作者がひとり20分の持ち時間で、パリを巡る自作を読んだり、話したり。
ぼくはさいわい金子雄生さん(トランペット)と河崎純さん(コントラバス)というすばらしいミュージシャンの即興をバックに得て、のびのびと朗読をすることができました。セットリストをあげるなら
1)ランボー「感覚」(フランス語、ついで日本語訳)
2)ヴェルレーヌ「心に雨が降る」(おなじ)
3)アポリネール「ミラボー橋」(おなじ)
4)『敷石のパリ』より「パリについて」7片(日本語のみ)
特筆すべきはこの本の共著者のひとり、ミシマショウジさんのパン。彼は西宮でパン屋さんを経営していて、この日も朝パンを焼いてから新幹線で駆けつけたとのこと。そのパンのおいしさ。特にバターのきいたクロワッサンは、これまで食べたすべてのクロワッサンの最高峰でした。
編集制作にあたってくれた佐藤由美子さん、佐藤さんの作品のフランス語訳を作り朗読してくれたスレイマンさん、自分で撮影したパリの街角のビデオを見ながらこの都会の魅力をレクチャーしてくれた清岡智比古さん。かれらとともに充実した声の場を作ることができたと思います。