現代におけるもっとも神話的な国のひとつ、それがキューバ。初のキューバに行ってきました。参加したのは第28回キューバ国際ブックフェアと第9回イベロアメリカ・カリブ海若手作家の集い。ラテンアメリカ全域を中心に世界中から多くの小説家・詩人たちが参加するかなりの規模のフェスで、1週間の会期のあいだ、ぼくは2回の朗読と、1回の自著紹介(朗読つき)をこなしました。使用言語はスペイン語。
朗読の素材とし、また紹介の対象としたのは、ぼくの詩集Agend'Arsからの選集メキシコ版(クリスティナ・ラスコン+南映子訳)、そして1月に出たばかりの詩集Transit Blues スペイン版(ハビエル・ボサロンゴ訳)。いずれもすごく真剣に聴いてくれる観衆に恵まれ、終わった後、各国の詩人たちがあいついで感想を述べに来てくれて、小さな祝祭気分になりました。
ハバナの街については、いずれまとめます。今回はハバナだけでしたが、キューバの良さはたぶん田舎にあり。早くも第2回目の旅を企画したいところです。必ず。