Saturday, 5 September 2015

「旅ラボ」と北海道へ

9月1日〜3日、「旅するリサーチ・ラボラトリー」のみなさんと一緒に、札幌から羅臼への旅を決行。このラボラトリーはアーティストの下道基行、Mamoru、山崎阿弥、丸山晶崇のみなさんによる「リサーチャーをリサーチする」アート・プロジェクトで、各地でいろいろな分野の研究者のみなさんのお話を聞きながら、旅について、歌について、考えるというもの。

何より、この顔ぶれ(+アシスタントの平石くん)が生み出すケミストリーが絶妙。1台の車に乗って長い距離を走るその時間が、発想と刺激と笑いにみちた、旅の時となります。

三重から出発してずっと北上してきたかれらと合流して、札幌では北大の工藤岳さん(植物生態学)と野幌の森を歩き、伊庭靖弘さん(古生物学)の研究室を訪ねました。 ソウルフルなふたりの自然科学者に、目を開かれっぱなし。

その晩のうちに阿寒湖まで走り、翌朝、羅臼へ。ここでも驚くべき遭遇が。海岸のひぐま! 川岸のしまふくろう! さらには羅臼町郷土歴史資料館の充実ぶりに目をみはりました。案内していただいた涌坂周一さん(考古学)のすごさに感嘆。しかし、詳細は旅ラボ制作のポッドキャストにまかせたほうがよさそうです(下記リンクは第4回。北海道篇はそれにつづくはず)。

https://www.youtube.com/watch?v=cliySYxANFM

北海道の、そしてその名以前からつづくアイヌモシリの、広大な美しさとゆたかさにふれた旅でした。旅ラボのみなさん、そして羅臼でお世話になった元ゼミ生の中村絵美ちゃん、ほんとうにありがとうございました。