6月14日、西江雅之先生が究極の異郷へと旅立たれました。
http://mainichi.jp/select/news/20150618k0000e040146000c.html
先生の年来のご希望だった写真集制作を進めていたのですが、完成したものを手にとっていただくことはかなわず。しかし全体の構成を確認していただくことはできました。7月に刊行予定です。みなさま、ぜひ『写真集 花のある遠景』を見ながら、この永遠の旅人を偲んでください。
36年前、西江先生によりピジン・クレオル言語とその地域に目を開かれたのが、ぼくの出発点。先生の厖大なお仕事(特にアフリカ研究)の全体を語ることはぼくにはできませんが、全世界のフランス語圏への旅を、これから継承してゆきたいと思っています。
モーリシャスで、ポンディシェリーで、サン・ピエールで、いつかまた、ひょっこり先生と出くわすような気がしてなりません。「安らかに眠る」のは、先生らしくありません。終わりのない惑星規模の歩行を、改めてお祈りします!