Tuesday 8 September 2009

9月26日、「津田新吾への絵葉書」

ぼくらの世代の編集者で、文学や思想の分野でもっとも重要な仕事を続けてきた津田新吾が亡くなって、はや40日あまり。この夏は、ずっと彼と交わした言葉、彼とともに歩いた場所を、思い出しながら過ごしていました。ぼくにとっては編集者/著者というより、ただ単純に、同い年の親友でした。

その彼の仕事と人柄を偲ぶ会を、友人たちとともに、以下のように催します。彼が作った本の展示(全点は無理ですが!)に加え、彼と一緒に本を作った著者たちがそれぞれにとっておきの一節を朗読します。そしてみんなで、彼に宛てた絵葉書を書くことにします。

彼となんらかの接点があった人はもちろんのこと、彼を直接は知らなくても若い世代で彼の仕事に興味がある人は、ぜひお気軽に参加してください。



みなさま

 朝夕、秋めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 さる7月25日、津田新吾さんが逝去なさったことで、2009年の夏は私たちにとって決して忘れることのできない夏となりました。

 ご葬儀からしばしの時を経て、来る9月26日午後、故人を偲ぶ集まりを開催いたします。

 題して〈津田新吾への絵葉書〉。筆まめで、旅先からよく絵葉書を送ってくれた津田さんのひそみにならい、みんなで彼宛に絵葉書を書こうではないかという趣旨です。

 あわせて、津田さんと縁の深い著訳者の方々に、朗読とショートトークもお願いしたいと思います。

 以前中学校の校舎だった場所を、会場に予約いたしました。「津田新吾林間学校」とでもいった感じでしょうか。三々五々、気ままにお集まりいただき、津田さんにまつわるあれこれを楽しく語り合っていただければと思います。

 どうかお気軽にご参加くださいませ。会場で多くの方々とお会いできることを願っております。

 なおご参加くださる方々には、世田谷区教育委員会の管理下にある会場の性格上、何点かご承知おきいただく必要がございます。下記の事項をご一読いただければさいわいです。また、このお知らせはご自由にご転送ください。

 発起人 管啓次郎、野崎歓、堀江敏幸、鈴木英果

…… …… …… ……

〈津田新吾への絵葉書〉

*日時 9月26日午後3時から7時ごろまで (ご都合のいい時間にふらりとお越しください。順次、朗読やトークを交えつつ、歓談したいと思います)

*場所 世田谷ものつくり学校 スタジオ http://www.r-school.net/

   東京都世田谷区池尻2-4-5 電話03-5481-9011

*朗読、トーク以外に特段、「出し物」は考えておりません。マイクおよびプロジェクターを借りてありますので、ご使用になりたい方はどうかご自由にお使いください。津田新吾あての文章を綴っていただくための絵葉書・筆記具はこちらで用意しますが、もちろん、何かお気に入りの葉書をお持ちいただいてもかまいません。

*簡単な食べ物、飲み物等を準備いたします。お持ち寄りいただくのも大歓迎です。アルコール類もOKですが、ただし会場側より「赤ワイン」の持ち込みだけは禁止とのお達しがありました。また会場は全面禁煙です。

*紙コップ、紙皿などはこちらで準備いたしますが、当日、ゴミとなったものは、できるかぎり各自に持ち帰っていただきたく思います。ゴミ回収・持ち運び用の小袋をご持参いただけるとありがたいです。