6月27日の堀江さんとの対談の告知のときに書いた小さなひとこと。もう書店のサイトでは見られないので、ここに改めて記しておきます。
本は本からしか生まれない。ヒトの系統発生と並行して、あるときからはじまった本の系統発生は、独自の流れをつくって世界に全面的に関与している。
言葉はもともとヒトが世界に入っていくための道具だった。しかしいま、言葉はヒトと物質世界の緩衝地帯として、生命のありかたを探りつつヒトの活動を制御する役割を担っている。
本について語ることは言葉について語ることは詩について語ることは生命について考えること。