早起きして貴陽市街地を歩き回っていると24時間営業の麺屋があったので入る。「やんろーふぇん」(羊肉粉)12元を頼んで10元+5元を紙幣で渡したら、受け取ってくれず、5元札を返してくる。微信での支払いが当たり前になっている中国、釣り銭がないということだと(中国語はわからないが)悟る。で、「お釣りはいいから15元とっておいて」と説明するのだが、お店の女の子が困った顔をする。
するとすわっていたお客の中年男がポケットから1元札2枚を取り出して、彼女にあげようとした。ぼくはさすがに断わって男にお礼をいい、改めて自分の5元を彼女にわたす。すると彼女はこんどはにっこり笑って、そのまま5元を返してくれた。結局、2元分はお店のおごりということに。ごちそうさま。
いいよね、こういうのは。現代日本では、ほぼありえない対応。
おととい、空港で、日本人の中高年の団体にむかって添乗員さんが「中国の人は笑いませんが気にしないで」といってた。店員にお愛想笑いがないという意味かと思うが、ぼくの経験では、中国の人のほうが概して日本人よりずっと愛想がいいし、親切。なんであんな偏見を最初から吹き込むんだろう。
きょうはプイ族の村を訪ねます。