UCLAに滞在中です。これで4年連続。今回はアメリカ比較文学会が目的でしたが、それとは独立に、3月29日、多和田葉子さんとのジョイント朗読会を行いました。題してCommon Confusions!
カフカの短篇「ある日常的な混乱」を出発点として、人工知能が作った多和田葉子的な詩、ぼく自身の詩、そして多和田さんの作品を、マイケル・エメリックさんも交えて、日・独・英・仏・西の5言語で朗読しました。
特筆すべきは東京在住のコンピュータ・アーティスト、マット・ファーゴさんによるインタラクティヴなヴィジュアル作品。作品から拾った単語に合わせて、さまざまな画像が次々に現われる、頭がクラクラするような展開です。多和田さんと多和田さんの対話とか、驚くべき映像もその場で作られて。
ファーゴさんとは東京でも何かやりたいと思っています。