日本では年度の変わり目ですが、アメリカは学会シーズン。シアトルで開催されたAmerican Society for Environmental History の年次大会に参加しました。
ぼくは友人のアレックスが組織したセッション Post-Fukushima: Embedded Bodies in National Landscapes で発表。このセッション、以下の顔ぶれでした。
Chair and commentator: Julia Adeney Thomas (U of Notre Dame)
Alexander R. Bay (Chapman U) "Radiation Exposure and the Construction of gnorance in Fukushima"
Keijiro Suga (Meiji U) "On the Milky Way Railroad and Other Works after March 11, 2011"
William Johnston (Wesleyan U) "A Body in Fukushima"
ぼくは結局、3月に完成したばかりの古木洋平監督、赤阪友昭プロデュースの南相馬を舞台とする短編ドキュメンタリー『水の記憶、土の記憶』を上映し、言葉の部分を(まだ字幕がないので)同時通訳的にその場でナレーション。そしてわれわれの現在進行中のリワイルディング・プロジェクトとの関係を簡単に話しました。
聴衆は20人ほどでしたが、いずれも環境研究者、歴史学者ばかりで、反応は上々。古木さんのシネマトグラフィーの美しさにも感嘆の声がありました。この作品、まもなく英語版を準備する予定です。