Sunday 10 June 2012

昨夜のプログラム

昨夜のフォトギャラリー・サイでのプログラムです。なんと当日、開演直前になって、アメリカ在住のヴァイオリニスト金子飛鳥さんがかけつけてくれました。あまりにうれしい驚き。

クラシックからロック、ジャズ、ジプシーとアイリッシュ・フィドル、ジャンルなんてまったく関係ない、伸びやかでソウルフルなワールド・ミュージック対応ヴァイオリン。ジェーン・バーキン世界ツアーのヴァイオリニストとして、今年は東京でもそのすばらしい演奏、ジェーンとの楽しいかけあいを聴かせてくれました。飛鳥さんの響く弦、踊る弓のおかげで、この晩は信じられないくらいの深みを得ることになりました。

第1部(管啓次郎)
谷川俊太郎「ろうそくがともされた」*
岬多可子「白い闇のほうへ」
山崎佳代子「祈りの夜」
管啓次郎『Agend'Ars』より3片
サン=テグジュペリ『星の王子さま』から**
管啓次郎「狼が連れだって走る月」
*avec田内志文
**avec竹内万里子(きつね)、関戸詳子(ちび王子)

第2部(田内志文)
田内志文「ナッパドンとひとみ」

第3部(管啓次郎)
エイミー・ベンダー「癒す人」
エイミー・ベンダー「あらゆるものにまちがったラベルのついた王国」***
***avec関戸詳子(ねこ)、田内志文(医師)

アンコール 金子飛鳥によるヴァイオリン・ソロ

朗読会の全体にわたって金子飛鳥による完全な即興の伴奏が入った。

長さとしてもたぶんちょうどよかったと思います。休憩を2度はさんで、2時間強。ぼくとしては「癒す人」全文朗読を果たせて、いささかの達成感を味わいました。

『星の王子さま』のきつねくんとの出会いと別れの場面は、昨年6月に青山ブックセンター六本木店で小池昌代さん(きつねくん)、安田沙絵さん(ちび王子)とやったものですが、今回はまったくちがう味わいになりました。これからもまた何度でも、新しい顔ぶれでやりたいと思っています。

2時間、30名。この程度の規模がいいみたいです。全国いや全地球各地で企画してくださる方、気軽に声をかけてください!