2011年7月30日土曜日

シアトルのスピーチから

下記の本に収録されたシアトルのスピーチ(ヘンリー・スミスのヴァージョン)に、こんな一節がある。いよいよ自分たちの土地が白人たちに取られることを感じて、彼はただこういうのだ。

「私たちの祖先、友人、子供たちの墓を、いつ何時でもじゃまされることなく訪れることができるという権利は、なんとしても否定されてはならない……」

場所の聖性の根拠は死者たちとの関係にあり、すべての土地は聖なるものとして尊重されなくてはならない。そして、シアトルがいうこの権利を、非生命圏の論理により奪いつくした電力会社と政府は、いったいどうやってそれを償うというのか。