接触:野生化した牛、パトカーに 福島・楢葉町
東京電力福島第1原発事故で立ち入りが制限されている警戒区域の福島県楢葉町で牛の群れが県警のパトカーに接触する事故があったことが分かった。乗車していた警察官にけがはなかった。住民が避難時に放した家畜とみられる。
県警によると、パトカーは10日夜、空き巣などの警戒のため楢葉町周辺を巡回中に牛に囲まれた。赤色灯をつけていると、牛が近づくことがあるというが、このパトカーが点灯させていたかは不明。
同町を含む第1原発から半径20キロは震災直後に避難指示区域に指定され、畜産農家らは世話のできない牛を避難させていた。【蓬田正志】
毎日新聞 2011年7月12日 22時06分(最終更新 7月12日 22時51分)