Thursday, 6 January 2011

年賀状ということばを知らなくて

年賀状をくださったみなさん! ありがとうございました、そして、ほんとうにごめんなさい。

この数年、こっちからはぜんぜん出さないのみならず、折角いただいたものにも返事をさしあげられずに、ズルズルと過ごしてます。とりわけ1枚ごとに手描きの楽しいイラストがあるものなどには、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。何かの機会にぜひ、どこかから、ひょいとお礼代わりの絵はがきなんかを投函してみたいものです。たとえそれが三年後でも、十年後でも!

このブログも、もともとは着想の宝庫にしたいと願っていたのですが、いまでは単なる活動報告とイベント告知ばかりになってしまいました。これではいけませんね。同僚の清岡さんのブログでは、いよいよ現在のフランス映画・音楽の紹介が充実してきました。ぼくもせめて学生のみんなの刺激になるようなことを書きたいものです、今年は。毎回はむりでも、せめて月に一度くらい。

さらには、せっかく参加させていただいている書評ブログの「書評空間」もずっとさぼってて、すみません。大竹昭子さんはみずから決めて月2本をノルマにしているとか! さすが大竹さん。自律なきところ、文筆家の活動はありませんね。猛省いたします。今年はなんとか書評地帯にも帰ってゆきたいと思っています。いい本はつねにあるので、さらりと紹介を記す程度でも、題名を記す程度でも。

といいながら、きょうはハワイ島東部の古いプランテーション町ホノムで、古いお墓を見ていました。ここはたぶん日系とポルトガル系だけ、1860年代、70年代に生まれた移民一世たちが多いようです。これを歴史学や社会科学の論文にするだけの訓練がないので困りますが、縁もゆかりもなかったかれらの人生の痕跡から、何かの糸をつなげてゆければと思います。

大学院2期入試の願書を出す人には、来週必ずお目にかかりましょう。まだ大丈夫! 気楽に相談に来てください。大学の事務室から電話をまわしてもらってください。

それでは今年も本格的に始動。元気に、のんびり、やりましょう。