Tuesday, 19 November 2024

ミシマショウジ詩集『茸の耳 鯨の耳』

 西宮でおいしいベイカリー ameen's ovenを営むミシマショウジさんの新詩集が発行されました。題して『茸の耳 鯨の耳』(TRANSISTOR PRESS)。耳とは何かを考えさせられる、大変におもしろい作品です。ぼくは解説として「混沌のために」という小文を寄稿しました。

『ヘテロトピア集』

 新著『ヘテロトピア集』(コトニ社)、明日20日発売です。あの画期的な東京ヘテロトピアにはじまる世界各地でのヘテロトピア・プロジェクトのために書かれた朗読用短編を中心に、中編「三十三歳のジョバンニ」、対話劇「ヘンリと昌益」、ぼくにとっても思い出深いノンフィクション「川が川に戻る最初の日」などを収録したスリムな1冊。ぜひお読みいただければさいわいです。


12月6日には三軒茶屋のTwililight で、この本をめぐる対談を温又柔さんと。よろしかったらぜひいらしてください!

Wednesday, 16 October 2024

Crossing Lines で

 石田瑞穂さんが主宰するオンライン詩誌 Crossing Linesでの連詩の試み、完結しました。今回はTrancegression と題して、二宮豊、森山恵、石田瑞穂のみなさんとぼくの四人で書き継いでいきました。ひとりでは絶対に出てこない語彙やイメージが炸裂。おもしろい混沌です。ぜひお読みください。

https://crossinglines.xyz/area/tokyo/tran1/


Monday, 30 September 2024

「土地と土地をむすぶ詩」

 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲にあるおしゃれなカフェが縁舎。ここの連続企画「寺小屋シネマ」の第23回として、9月22日、新井高子さんとぼくの対談・朗読会を開いていただきました。題して「土地と土地をむすぶ詩」。大阪の国立民族学博物館ではじまったばかりの特別展「吟遊詩人の世界」を見た翌日。すっかり頭の中が吟遊詩人化したわれわれの、熱に浮かされたような声の午後になりました。縁舎の川瀬富士美さん、「吟遊詩人の世界」をまとめあげた映像人類学社の川瀬慈さん、音響を担当してくださったIAMASの前林明次さんに、心から感謝します。

縁舎は大垣から樽見鉄道に乗って「谷汲口」駅下車、徒歩15分。これからも数々のイベントが開催されるはず。ちょっとした遠足のつもりで、ぜひどうぞ。おいしい料理と最高の雰囲気を味わうことができます。10月5日には、ドリアン助川さんとサックス奏者の仲野麻紀さんの朗読・演奏会が開催されます。

吉江淳『出口の町』に

 吉江淳さんのすばらしい写真集『出口の町』が、平野篤史さんの装幀により刊行されました。ふげん社より。カバーの色は2種類あり、あきれるばかりのかっこよさです。ぼくは「さあ、 EXITだ、そこで下りて行け」という短い文章を寄稿しました。これはもっていて損がない1冊。というより川を、川岸を必要としている人には、必携の書でしょう。おすすめします!

『積ん読の本』に

 書評家・石井千湖さんによる「積ん読名人12人」に対するインタビュー集が『積ん読の本』(主婦と生活社)。柴崎友香さん、しまおまほさん、山本貴光さんらとともに、ぼくもインタビューを受けました。研究室の混沌、初公開! 楽しい本なので、ぜひご覧ください。得るもの、かなりあるはずです。

Thursday, 19 September 2024

砂連尾理さんと踊る

 山形ビエンナーレ2024の参加作家のひとりが、舞踏家の砂連尾理さん。この春以来すすめられてきた彼のダンス・ワークショップの仕上げは蔵王温泉の町を踊りつつ歩くパレードだったのですが、そのパレードの終着点、蔵王スキー場ゲレンデで、詩を朗読しました。7日(土)と8日(日)の2回。特に日曜は、詩に登場する「姿を見せないかもしか」に成り代わって砂連尾さんが即興で踊り、詩を読み終えてからそれに気づいたぼくも即興で加わって、なんと砂連尾さんとのデュオ舞踊となりました。これをもって勝手にダンサーとしてデビュー?

砂連尾さん、すばらしい機会をありがとうございました! そして朗読の伴奏をおねがいした中村大史さん(土曜日)、かわぐちシンゴさん(日曜日)、すばらしい音楽をありがとうございました!