おととい見たばかりの『ミスター・ロンリー』の主人公がマイクル・ジャクソンのそっくりさん(あまり似てない)だったので、彼のことを考えていた。すると今日、マイクルの逝去。先週は英語の授業でキース・ヘリングの話をし、ぼくの「1958年生まれのともだち」(といってもただ歳が一緒なだけ)としてキースとマイクルをあげたばかりだった。みんなが笑った。すると今日。
ぼくは彼のファンだったことはないけれど、思えばいつも、彼はそこにいた。ジャクソン・ファイヴのころからはじまって(何年前?)。同い年の、最初のメディア・スターだった。
さようならマイクル! スーパースターダムからの転落をもう見なくてすむことになったファンたちの妙に陽気なお祭り騒ぎが、さびしい、悲しい。不滅は完成された。ぼくはそんな風には祝わない、祈らない。でもきみのCDをひっぱりだして、ひさしぶりに今夜は聴いてみよう。