2009年6月8日月曜日

写真日和

曇っていて、だからというわけでもないが、新宿で写真展をいくつか。

東京写真月間の関連企画。まずコニカミノルタプラザで「風の旅人」写真展。対面する壁面にかけられた、二頭の牛に胸を打たれる。

写真がそこに映っているものの興味にしたがって見られるのは仕方のないことで、人間のあふれる新宿では、牛に興味が集中しても許してください。いい牛だった。とてもかわいい、立派だ。ヒトを寄せ付けない(一頭は人を舐めているけれど)。

それから西口に出てペンタックスフォーラムでの片岡義男さん「撮る人の東京」。小説家のスケッチ帖みたいな写真展で、近い過去にどんどん失われて来た東京の風物・景色が並ぶ。

ぼくにはまったくノスタルジアがもてない世界だが、錆びたり、どことなくみすぼらしかったりする街の風景には、これでじゅうぶんだったのに、という気にさせられる。

小説家の写真展といえば、堀江敏幸さんの写真展が来月から日本橋の森岡書店ではじまる。これは楽しみ。ディテールに強い堀江さんならではの、奇妙な味のあるオブジェの写真が、たくさん見られるにちがいない。

倉石さん企画の箱山直子写真展「New Gardens」は先週土曜日まで、見逃してしまい残念。もう少し、自由に動ける時間を作りたい。