Sunday 7 June 2009

たぶん100マイルごとに

500 Milesの歌詞で、わかりにくいかなと思える点をふたつ。

You can hear the whistle blow a hundred miles.

これはね、「100マイルむこうから汽笛が聞こえてくる」という意味じゃないよ。確認できずにいるんだけど、おそらく鉄道が起点(たとえばシアトル)から100マイル、200マイルといった節目ごとに、汽笛を鳴らして通過を知らせていた、ということだと思う。それで「ほら、100マイルが鳴った、ああ、こんなに遠くに来ちゃったんだなあ」と思いにふけるわけ。

Lord, I can't go a-home this a-way.

これはいずれもa-が「その状態にある」ということを表している。現在の文章語ではあまり使わないけれど、たとえば形容詞のadriftとかalightなんかに残っているa-とおなじこと。だから「こんな状態では家に帰れない」、つまりI can't go home this wayとまったくおなじで、this a-wayといっても「こんなに遠くからでは」とはちがいます。

以上、補足として。