2010年2月19日金曜日

『斜線の旅』への反響

あまりの不機嫌さに誰も読んでくれないのではないかと危ぶんでいた『斜線の旅』に対する反響が、ぽつりぽつりと出はじめました。読んでくれる人がいただけで奇跡ともいえるジミな本だけに、真剣な批評の対象としてとりあげてくださったみなさまには、心から感謝。「風の旅人」への連載は、これからも続きます。旅と旅の挫折が、これからも続きます。


「フィジー、トンガ、タヒチから恐山まで自由に足を延ばし、言葉と世界について考え続けるこの健脚の旅人は、また世界文学の旅人でもある。いまの日本文学にまだまだ不足しているのは、この自由な感覚だと思う」(沼野充義さん「文芸時評」東京新聞1月28日)

「読んでいると、口を閉じて静かにしていたくなります。ひとり静かに遠くにいける。そういう本です」(八巻美恵さん「水牛だより」)

http://www.ag-n.jp/suigyu/suigyu_dayori.html

「この本を読んでいるあいだずっとふんわりした至福に包まれていた。日常を変えてしまうような急上昇の興奮ではない。時間の色が変わり、ルーティーンワークすらが楽しくなるような変化である」(大竹昭子さん、「書評空間」)

http://booklog.kinokuniya.co.jp/ohtake/

「地名を手がかりに歩き始めても、結局「言葉を失うどこかへと行き着いてしまう」という著者の紀行は、どこか懐かしく、しかしどこまでも新しい」(石川直樹さん、「週刊文春」2月25日号)