2009年8月16日日曜日

サモアの夜

サモアではあちこちにファレがある。ふだん住んでいる西洋式の家屋とは別に、伝統的な、吹き抜けの、あずまやのような建物。夜になると暗闇の中、ファレに電灯がともり、人々が集まっている。

車座になって真剣に話し合いをしているところもあれば、おばあちゃんが小さな孫たちを1ダースくらいまとめて遊ばせているところもある。深夜、12時。あるファレでは老人がふたりぽつんと腰を下ろし、話をするでもなく、じっとそこにいる。また別のファレではごろりと横になったおばさんたちが何か冗談を言い合っている。そのままそこで眠るのだろうか。すずしい風に吹かれて。

昼間は怯えた顔で人を避ける痩せ犬たちが、夜には攻撃的になり、吠えかかってくる。群れをなして。これはトンガと共通。

ポリネシアの国々はどこも似ているけれど、サモアがいちばん人がフレンドリーだという気もする。