Friday, 3 December 2010

ハンス・ベルメールの全貌?

雑誌「夜想」の特集「ベルメール 日本の球体関節人形への影響」を見て、衝撃を受けた。雑誌に関して、入魂の一号、という言い方があるなら、これこそそういうものか。シュルレアリスムに興味がある人は必見。ミルキィ・イソベさんのアート・ディレクション、あいかわらず完璧です。ブルーノ・シュルツ「マネキン人形」の西岡兄妹によるマンガ化作品もすごい。

1934年12月に雑誌「ミノトール」にベルメールの作品写真を掲載したアンドレ・ブルトンらも、はじめはベルメール人形を未知の青年からパリに送られてきた「写真」として体験した。それと同等の衝撃が、76年後の東京によみがえる。

関連して、ベルメール作品展、そして本日3日から5日まで、小林嵯峨+NOSURI舞踏公演「夜ひらく薔薇」が行われるそうです。詳細は同誌のサイトwww.yaso-peyotl.comから。

人形も舞踏もぼくはほとんど知らない世界だけれど、それでも強い興味を覚える。この週末はギャラリー準備でどうにも動けないのが残念。