2009年11月6日金曜日

映画の変な連鎖

このところ見ている映画作品のつながりが、妙な糸をつむいでゆくのがおもしろい。意図を超えている。何かがつながってゆく。

張作驥『黒暗之夏』、金基徳『サマリア』、王家衛『欲望の翼』、張芸謀『幸福時光』、陸川『ココシリ』、トム・ティクヴァ『ラン、ローラ、ラン』、ハル・ハートリー『フラート』。

『黒暗之夏』から『幸福時光』は盲目という主題がつなげ、『ラン、ローラ、ラン』と『フラート』はおなじ話の3つのヴァリエーションが両者を並列する。

他にもいろんなかたちでいろんな要素がつながってくる。ということは。映画にも「本」という単位を超えた次元があるということだ。

大学院生の何人かと一緒に見ていると、かれらが細部に気づく繊細さがどんどん研ぎすまされてくるのが、手に取るようにわかる。見て、記憶すること。この基本作業を、きちんと続けていく必要がある。

それはともかく。『黒暗之夏』『幸福時光』が並んだら、『珈琲時光』を置かないわけにはいかない。年末のパーティーには、それを見ることにするか。