2009年4月15日水曜日

人生? ヤノマミ生!

同僚の倉石さんが「あれはすごかった」といっていたのが日曜に放送されたNHKスペシャル。ブラジル/ベネズエラ国境地帯のアマゾン上流地方に住むヤノマミの人々に対する、初めての長期取材が生んだドキュメンタリーだ。

それは見たい、と思っていたら、火曜の深夜、再放送があった。見た。すごい。息を飲んだ。

21世紀にあって、まだここまでの孤絶した生活と世界観が維持されているとは。生まれた子を、母親(といっても14歳の少女)がみずからの決断で、「人間として育てるか/精霊のまま天に返すか」決めなくてはならない。それを見守る人々。「精霊のまま」とすることが決められると、新生児はそのままバナナかなんかの葉っぱにくるまれ、シロアリの巣に置かれ、シロアリたちに食いつくされる。それに火を放ち、灰となったところで、儀式が完了する。

何をどういってもはじまらない。それがかれらのやり方なのだ。他にも猿の頭を子どもたちが齧っていたり(気持ち悪いというが魚の頭を齧り目玉をすするわれわれを気持ち悪いといわれても困るだろう)、川の魚に対して「毒もみ」をしたり。満天の星のあいまを人工衛星が流れてゆく場面とか、映像は非常に興味深い。

これがヤノマミの暮らし。強烈だ。ヤノマミとは「人間」という意味で、かれらから見たらわれわれは人間ですらなかった。