土曜日11日の朝日新聞夕刊。「ツイッターで広がる読書の世界」という広告に、青山ブックセンターの寺島さやかさんが登場していた。青山ブックセンターのフォロワーは1万4000人だとか。現在のほとんどの書籍の通常の発行部数を考えると、驚異的な数字だ。
記事中で寺島さんが、ぼくの本を紹介してくださった。以下、引用。
「装丁の美しさやこだわりは、本を手にとって初めてわかるもの。たとえば、管啓次郎さんの旅と読書のエッセー『本は読めないものだから心配するな』は、ざらっとした味わいのある紙が表紙になっています。見開きごとに、印象に残る1節が左ページ上に抜き書きされたレイアウトもおもしろい本です」
この一言に、デザイナー(清岡秀哉さん)、編集者(小柳学さん)、著者は、どれほど励まされることか。ほんとうにうれしいことだ。寺島さん、ありがとうございました!
ところでこの記事のすぐ上には「大哺乳類展 海のなかまたち」の小さな記事があり、寺島さんの写真のすぐ上にジュゴンの顔がある。ぼくには、これは奇跡だった。詳細は記さない。ありえない偶然だった。