この夏は予定を立て損ねて、ずっと東京。イヤになるほどの仕事の山に、日々汗を流しながらとりくんでいます。エアコンのない家なので、どうにもスロー。でも扇風機という、人類史上でも有数のエレガントな発明に、ちょっぴり救われています。
そんなときにも知人、友人たちの旅はつづく。同僚の倉石さんは、このあいだの北海道(東川町)につづき明日は沖縄(佐喜真美術館)。倉石さんの場合はいずれも仕事ですが、それでもうらやましいことに変わりはなし。清岡さんは明日からパリ。ケ・ブランリ博物館でいまやっているのは「コンゴ川」と題した中央アフリカ美術特集らしく、これはぼくも見たいなあ。
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ぼくの生涯の師匠、元来熱帯派といっていい西江雅之先生は、この夏は珍しく高緯度地方(北極圏)に行っておられるようです。
まあ、どこにいても旅は旅、たとえ自宅でも。意識を十分に覚醒させ、飛ばし、新たな体験を探りましょう。夏から秋へ、その場の宇宙旅行がつづきます。