Thursday, 8 November 2012

キルメン・ウリベ讚

バスクの作家キルメン・ウリベが来日中です。彼のすばらしいすばらしい小説『ビルバオ-ニューヨーク-ビルバオ』が翻訳出版されたのを機に。作家本人もほんとに好青年で、この三日ほど親しくつきあうことができました。

今日はセルバンテス文化センターでの対談。小説からの朗読(彼がバスク語原文、ぼくが金子奈美さんによる日本語訳、そして背後にはスペイン語字幕)をはさみこみながら、割合いろんな話題にふれることができたと思います。

ぼくは風邪で信じがたいダミ声でしたが、それでも楽しいひとときでした。この小説、真の傑作です。たとえばゼーバルトが好きな人にお勧めしますが、それ以外のどんな人にも。今年ただ1冊翻訳小説を読むとしたら、これでしょう!

昔から惹かれていたバスク。こうなったら行ってみないわけにはいきません。来年の目標?